A quantitative analysis of motor preference in epilepsy. The latent sinistralization in non-hemiparetic partial epileptics with left EEG foci.

1990 
てんかんを主訴として本院に入院した麻痺等の神経学的所見のない16歳以上の患者の内から,新国際分類に従って,特発性全般てんかん,非特発性全般てんかん,部分てんかんの三群のいずれかに分類しえた94人の患者に対して具体的物品を使用させ,その結果を直接観察して,利き手,利き足,利き目,利き耳の評価を含む右利き度検査を行い,右利き度の定量的測定を試みた。その結果, (1) 特発性全般てんかん群は正常対照群と右利き度に差異がない, (2) 非特発性全般てんかんは有意に右利き度が低く,部位別では利き足において有意差がみられた, (3) 部分てんかん群は全体としては,正常対照群と有意差がないが,脳波上明らかに側性が認められるものに関しては,右焦点群は正常対照群と差異がないが,左焦点群では明らかに正常対照群よりも右利き度が低かった, (4) 部位別の相関関係は,各群を通じて利き手と利き足が最も高かったが,より広い範囲に局在病変が想定されるてんかん類型程,各部位相互の相関は密である傾向があった。
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