A CASE OF SIGMOID-VAGINAL FISTULA DUE TO DEVERTICULITITS TREATED WITH LAPAROSCOPIC SURGERY

2008 
S状結腸憩室炎に起因する結腸膣瘻に腹腔鏡下S状結腸切除術および瘻孔切除,膣壁瘻孔閉鎖術を施行した1例を経験したので報告する.症例は82歳,女性.既往歴:40歳時に子宮全摘.現病歴:平成18年8月ごろより,着色帯下,膣よりの便汁の流出があり,当院受診.大腸内視鏡および画像にてS状結腸憩室炎による結腸膣瘻と診断された.腹腔鏡下に手術を施行し,瘻孔部周囲は癒着が強固であったが,超音波メスにて瘻管を遊離切離し,瘻孔部を含めその前後約10センチのS状結腸を切除し再建した.膣よりイジンジゴカルミンにて瘻孔部を確認し,縫合閉鎖した.瘻孔部周辺のS状結腸は炎症が高度で,術後経過は順調にて術後10日に退院した.文献的に結腸憩室炎の腹腔鏡手術の適応について考察した.腹腔鏡補助下でのS状結腸膣瘻根治術は治療法の選択の一つに考慮してもよいかと考えられた.
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