MODEL TESTS FOR EARTH PRESSURE ACTING ON PRE-LINING TUNNEL

1999 
都市NATMと呼ばれる土被りの小さい未固結地山を掘削するトンネルにおいては, 地表沈下の抑制, 切羽の安定が重要な課題である. プレライニングエ法は切羽前方地山にあらかじめアーチシェル状の先受工を設置し, 地山のゆるみを抑制する工法である. 本論文は, プレライニングに作用する土圧を求めるために行った模型実験結果について述べる. 実験は剛性の異なる2種類のプレライニング模型の脚部支持ばねの強さを変化させて, プレライニングの沈下量と作用土圧, 軸力, 曲げモーメント等の関係を調べた. その結果, プレライニングの沈下・変形に応じて作用土圧は変化すること, 柔らかいプレライニングでは円周方向に均等な軸力が発生し, 鉛直方向と水平方向の作用土圧は一様な分布になることなどが分かった.
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