Alkaline phosphatase-linked immunoglobulin M found in serum of a patient with rheumatoid arthritis

1990 
Cellogel 膜電気泳動で post β-globulin から pre γ-globulin に幅広い主要酵素活性帯を示す異常なアルカリホスファターゼ (orthophosphoric monoester phosphohydrolase, EC 3.1.3.1, ALP) アイソザイムが慢性関節リウマチ患者血清中に見いだされた. この患者血清ALPはゲル濾過法で大部分は19S画分に溶出された. この高分子型ALPは免疫電気泳動法でIgM (Kappa 型) と結合しているALPであることが確認された. また, このALP結合性IgMは調べた, 肝, 骨, 胎盤および小腸ALPのいずれとも免疫固定法で再結合した. これはすなわち, 本結合性IgM抗体は, ALPの多価抗原決定部位を認識することが示唆された. 酵素学的性状から, 本ALP結合性IgMは耐熱性, および各種アミノ酸感受性の点から, 胎盤型ALPであることが推定された.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []