Cholecystectomy for a recurrent liver abscess in a hemodialysis patient

1997 
化膿性肝膿瘍は比較的稀な疾患で, 敗血症・DICなど重篤な合併症をきたし予後不良とされている. 症例は, 69歳女性. 原疾患糖尿病性腎症による腎不全にて, 週3回血液透析施行中. 平成6年12月17日頃より39℃台の高熱が持続し, 血液培養にてKlebsiella pneumoniaを検出し, 腹部CTにて多発性肝膿瘍を認め, エコーガイド下に膿瘍ドレナージ施行し改善を認めたが, 1年後, 急性腹症, イレウス, DIC等発症時, 再度化膿性肝膿瘍を合併したが, ドレナージ施行にて改善を認めた. 胆石症の合併があり頻回再発の可能性が考えられ, 根治のため胆嚢摘出術を施行し改善を認めた.化膿性肝膿瘍に対して, エコーガイド下膿瘍ドレナージの有用性が示唆されたが, 胆石症の合併に際しては, 根治には胆嚢摘出術が必要であると考えられた.
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