III.肛門疾患:3.便失禁の外科的治療
2012
便失禁症は患者にとっては身体的,精神的さらに社会的に大きな負担となる.手術適応となる便失禁の原因としては,出産時の外傷や肛門手術による肛門括約筋損傷によるものが多い.治療はまず保存的に行われるが,奏効しない場合は外科的治療の適応となる.術式としては括約筋修復術,postanal repair,有茎薄筋移植,仙骨神経刺激,人工肛門造設術などがある.その適応は便失禁の原因と程度および患者自身の意思決定に負うところが大きい.
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