A CASE REPORT OF A DESMOID TUMOR OF THE CHEST WALL AFTER RIGHT MIDDLE LOBECTOMY FOR LUNG CANCER

2005 
症例は62歳,女性.平成15年2月に肺腫瘍に対し,右第5肋間に小開胸(第5肋骨を前胸部で切離)を行い,右中葉切除術を施行された.病理診断は中分化型腺癌, stage 1 Aとの診断であった.術後経過は良好であったが,平成16年3月頃より右第5肋骨付近の前胸部痛を自覚するため胸部CTを施行したところ右第5, 6肋間に4cm大の腫瘤を認めた.生検ではspindle cellからなる腫瘍で悪性所見はなかったが,平成16年5月のCTにて腫瘍が増大したため手術を施行した.術中に肋骨,横隔膜への浸潤が疑われたため第4~6肋骨と横隔膜を合併切除した.胸壁欠損部位はMarlex Meshを用いて再建した.病理検査では周囲組織への浸潤を示す胸壁デスモイドと診断された.術後4カ月の現在,再発徴候はないが本疾患は高頻度に局所再発を認めるとされており厳重な外来経過観察中である.
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