The Elution of Mercury from Weathered Granite with Leachate from Solid Waste Landfill

2006 
廃棄物処分場の浸出水が, 土壌中の水銀を可溶化する可能性について調査するため, 風化花崗岩 (真砂土) を対象として, バッチ溶出試験 (環境庁告示第46号試験, pH依存性溶出試験) およびカラム溶出試験を実施した。溶出溶媒として, 純水, 浸出水, 水酸化ナトリウム溶液, 塩化ナトリウム溶液などを用いた。バッチ溶出試験の結果, pH10以上の水酸化ナトリウム溶液により, 真砂土に含まれる水銀が溶出した。カラム溶出試験の結果, 水酸化ナトリウム溶液および塩基性を示す浸出水により, 真砂土から水銀が溶出した。水銀の溶出濃度は, 溶出液のpHの増加に伴って高くなった。カラム溶出試験による, 真砂土からの水銀溶出量は, 水銀含有量の4~5%に相当した。
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