Fluorimetric determination of aluminum in human serum and whole blood

2004 
血液試料に含まれる微量のアルミニウムの分析では,多量かつ複雑な組成で共存する有機及び無機物質による干渉が深刻である.このため,既存の方法のほとんどは比較的共存物の少ない血清,血しょう試料を対象としたものであり,有機物や鉄をより多く含む全血試料を定量した例は少ない.本研究では,血清,全血試料中の有機物をマイクロ波加熱法により分解し,更に溶媒抽出により鉄などの妨害無機元素を除去した後,ルモガリオン蛍光光度法によりアルミニウムを定量した.本法は,血中の共存成分による干渉を軽減したことによって,血清試料のみならず,測定が困難な全血試料を同様の操作で定量できた.本法により測定したヒト健常者血清,全血中のアルミニウム濃度から,血球中の濃度を算出し,血清-血球間のアルミニウムの分布を調べた.
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