Acute Generalized Exanthematous Pustulosis (AGEP) due to Minocycline Hydrochloride in a Patient with Psoriasis Vulgaris
2005
28歳,男性。この4年間,尋常性乾癬の治療中。他医から尿道炎に対して処方された塩酸ミノサイクリン服用の約2時間後より両下肢に紅斑が出現し,全身に拡大した。39℃の発熱,頭痛,全身の潮紅を認めたため当科入院となった。入院翌日より全身に粟粒大の小膿疱が多数出現した。入院時の血液検査所見では,好中球増多を含む炎症所見を認めた。病理組織学的には典型的な角層下膿疱,表皮突起の棍棒状延長,真皮浅層の血管周囲性にリンパ球,好中球,わずかに好酸球の浸潤を認めた。以前にも同様の症状経過を繰り返し,薬剤摂取が誘因と考えられた。塩酸ミノサイクリンの貼付テスト,DLSTはいずれも陰性。内服テストで小膿疱の再現がみられ,急性汎発性発疹性膿疱症(acute generalized exanthematous pustulosis: AGEP)と診断した。本症例では,膿疱性乾癬,薬剤による尋常性乾癬の増悪との鑑別を要した。
Keywords:
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
3
References
0
Citations
NaN
KQI