A Case of Recurrent Lung Cancer Successfully Detected by FDG-PET.

2002 
背景. 近年, 悪性腫瘍の診断において, FDG-PETの有用性に関する報告が多数みられるようになっている. 我々は, 原発性肺癌術後の再発例にFDG-PETを施行した症例を経験したので報告する. 症例. 65歳, 女性. 2000年2月, 右原発性肺癌にて右上葉切除術を施行し, 同年9月, 早期胃癌にて手術を行った. 2001年5月頃より, 腫瘍マ-カ-の上昇が明らかとなり, 当科を受診した. 胸部CTでは, 右胸腔内に椎体に接して三日月状の陰影が存在していたが積極的に悪性病変を示唆する所見に乏しく, また, 腹部CT, 腹部超音波検査, 頭部MRI, 骨シンチグラム, 上部消化管内視鏡などの検査を行ったが明らかな異常所見は認められなかった. そこでFDG-PETを施行すると, 右心房背側に強い集積を認め, 胸部CTで認められた陰影が存在する部位と一致していた. 以上より, この陰影が再発病巣と判断し, 手術を施行した. 病巣は肺内に存在し, 病理組織所見は, 2000年2月に切除された右上葉原発の肺癌の組織像と類似しており, 肺癌の再発と診断された. 結論. 原発性肺癌術後の再発に対して; その局在診断にFDG-PETがきわめて有用であった
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []