Meckel′s diverticulum complicated by strangulation of the intestine could be predicted on preoperative ultrasound examination: report of a case

2009 
メッケル憩室は最も頻度の高い消化管奇形であり,合併症としてメッケル憩室に伴う索状構造物によるイレウスがある.今回,我々は腹部超音波検査でイレウスと診断し,メッケル憩室とこれに連続した索状物が原因ではないかと推測しえた症例を経験したので報告する.本症例では,絞扼性イレウスの超音波所見として腸管の拡張と腸蠕動の低下,小腸壁の肥厚と限局した腹水,ケルクリング襞壁の消失および小腸内の腸内容液のto and fro movementの消失を認めた.これら所見に加え,メッケル憩室と思われる盲端に終わる拡張した管状構造物が臍部右側に描出され,これに索状物が連続していることも観察出来た.一般的に術前診断が困難とされているが,メッケル憩室に関連した絞扼性イレウスを疑って注意深く観察すれば,術前診断が十分可能であることが示唆された症例であった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    5
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []