Hepatic arterial infusion chemotherapy in patients with advanced hepatocellular carcinoma: analysis of 114 cases
2011
進行肝細胞癌に対する肝動注化学療法の奏効ならびに予後に寄与する因子を検討した.当科での過去12年間に肝動注化学療法を施行した114例を対象とした.動注レジメンとしては,Low-dose FP療法(cisplatin,5-fluorouracil)をベースとし,Low-dose FPは,15例(13%),Low-dose FP+leucovorin/isovorinは,71例(62%),およびLow-dose FP+isovorin+interferon製剤28例(25%)である.全症例の奏効率は36%で,予後では,生存期間中央値(MST)10.2カ月で,1,3,5,7,10年生存率は,それぞれ43.9,10.0,5.6,2.8,2.8%であった.多変量解析にて,奏効に寄与する因子として,腫瘍因子のstageが,予後に寄与する因子として,Child-Pugh score,治療効果,ならびに追加治療の3因子が抽出された.すなわち,肝動注化学療法にて奏効(著効,有効)が得られ,追加治療を行うことが,予後の向上につながると考えられた.
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