Prediction about Daily Scattering Count of Japanese Cedar Pollen

1999 
1983年-1997年までの毎年のスギ花粉飛散シーズン中の日々の花粉飛散数の計測と飛散期間中の経過日数および飛散開始後の最高気温との関係について調査し, 翌日のスギ花粉飛散数の予測が可能であるか検討した. まずスギ花粉飛散数は飛散開始初期には飛散数が少なく, 中期には飛散の多い日と少ない日が数日周期で繰り返し, 後期になると再び少なくなることが判明した. このため日々の飛散数の積算値ならびに総飛散数に占める日々の飛散数の積算率は共に, 飛散開始後の経過日数と最高気温の積算値に対し, S字状のカーブを描くことも判明した. このS字状カーブの回帰曲線を求め, さらに計算処理することで, 翌日の飛散数の予測を行った. その結果, 経過日数からは予測が困難で, 最高気温の積算値からは予測が可能であった. さらに, この回帰曲線を利用することで, 飛散開始後10-20日後の積算飛散数よりその年の総飛散数の予測が可能となった. これらを用いてスギ花粉1日飛散量予測の精度の向上を計ることができた.
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