腫瘍マーカーKM01-EIAの測定経験KM01-RPHAおよびCA19-9との比較

1988 
KM01はヒト結腸癌細胞に対するモノクローナル抗体KM01-antibodyにより認識される.われわれは消化器疾患を中心に279例のKM01をEIA法およびRPHA法により測定値するとともにCA19-9との関連性について検討した.KM01-EIAでは膵癌66.7%(4/6), 胃癌32.0 (16/50), 大腸癌32.0%(16/50) と消化器癌において高い陽性率を示したが乳癌8.7%(6/46), 肺癌8.3%(1/12) と低い陽性率を示した.また大腸癌, 胃癌では再発時にもおのおの50.0%(3/6), 90.0%(10/11) と高い陽性率を示した.KM01とCA19-9は免疫学的交差が認められておりKM01-EIAとCA19-9は統計学的にも相関係数0.96と高い相関性をしめし各臓器癌でもほぼ同じ陽性率を示した.
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