A CASE OF ULCERATIVE COLITIS WITH STRICTURE OF ANAL CANAL AFTER CECO-ANAL CANAL ANASTOMOSIS
2002
潰瘍性大腸炎に対し盲腸肛門管吻合術を施行したが遺残肛門管狭窄をきたし全直腸切除術を余儀なくされた1例を経験したので報告する.症例は18歳,男性.全結腸型潰瘍性大腸炎に伴う穿孔性腹膜炎のため結腸全摘,盲腸での人工肛門造設術を施行し, 7ヵ月後盲腸肛門管吻合術を施行した.術後2年の注腸造影で遺残肛門管の狭窄を認めたため遺残肛門管切除,盲腸による人工肛門造設術を施行した.この症例では大腸炎のコントロールが比較的良好であったため肛門管粘膜の抜去を行わず盲腸肛門管の機械吻合を行った.しかしながら再燃に起因すると思われる糞瘻,肛門周囲膿瘍のため残存肛門管の狭窄をきたした.潰瘍性大腸炎の手術療法の術式は患者のQOLと病気の再燃を考慮して選択されるべきであると考えられた.
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