A refractory case of relapsing polychondritis

1998 
症例は15歳女性, 1995年より耳鳴,回転性めまい,強膜炎が出現,翌年には鞍鼻,両膝の関節炎,気管狭窄による呼吸苦,耳介の疼痛,発赤が観察され再発性多発性軟骨炎(RPC)と診断された.プレドニゾロン(PSL) 60mg/日,さらにシクロスポリンA(CsA) 300mg/日が投与されるもコントロール不良なため,ステロイドパルス療法,シクロホスファミドパルス療法,メソトレキセート(MTX)間歌療法,γグロブリン大量点滴静注療法の併用が試みられたが,いずれも十分な有効性が認められなかった.このためサラゾスルファピリジン(SASP) 1g/日の併用を開始したところ,投与開始1カ月後より軟骨部の痔痛が減弱し,同時に急性炎症蛋白の減少もみられた. 2カ月後には臨床症状は完全に消失,急性炎症蛋白も陰性化し,プレドニゾロンを漸減するも現在,寛解状態を保っている. 難治性RPCに対してSASPは試用に値する薬剤と思われ,本症の免疫抑制療法について文献的考察を加えて報告する.
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