Occupational health activities and improvements for preventing work-related low back pain

2006 
産業保健では作業関連性腰痛を減らすためのアプローチとして主に作業環境管理, 作業管理, 健康管理の三本柱が重視される. 具体的には, 腰痛症発症に関連した要因, すなわち, 振動や寒冷曝露などの環境要因, 重量物取り扱いや作業姿勢, 労働時間などの作業条件要因, 腰痛検診に代表される作業者自身の健康管理要因をコントロールすることが, 職場において実施される産業保健活動にあたる. しかしながら, 腰痛症の発症には多くの要因が複雑に関与しているため, 作業に応じて, 極端にいえば, 職場に応じて, 多元的かつ効果的なアプローチを実施する必要がある. そのためにも, 産業保健従事者は職場における腰痛症のリスク要因の同定と要因ごとの関与の仕方の把握を適切に行い, これらの結果に基づいて改善・対策を実施し, その後, 改善・対策を評価しなければならない. このようなアプローチが作業関連性腰痛の場合には強く求められる.
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