Clinicopathological Studies of Leiomyosarcoma of the Small Intestine.

1992 
小腸平滑筋肉腫はまれな疾患であり, リンパ節郭清を含めた手術術式の選択, 組織学的悪性度などに関して現在も問題を残しており, これらの問題に対して検討を加えた.対象は大垣市民病院外科で経験した小腸平滑筋肉腫16例 (男性11例, 女性5例) で平均年齢は56.1歳であった.腹痛, 腹部腫瘤触知, 食欲不振などの非特異的症状が多く認められ, 術前に確定診断できたのは43.8%であった.われわれは小腸のリンパ節を大腸癌取扱い規約に準じて規定しており, R06例, R13例, R26例, R31例を施行したが, R2以上郭清7例中2例に組織学的に1群リンパ節への転移を認めたことなどから, 小腸平滑筋肉腫の手術においてはR2以上の郭清が望ましいと考えられた.腫瘍悪性度判定因子としてはmitotic figure, 腫瘍最大径が有用と考えられた.
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