Short-term Results and Problems of Hemilaminectomy for Cervical Spondylotic Myelopathy

2010 
頚部脊髄症に対する片側進入による除圧術の短期成績,問題点を検討した.対象は頚部脊髄症に対し片側椎弓切除で除圧術を行った6例で平均年齢は72歳(61歳―82歳),男性3名女性3名であった.片側椎弓切除の切除椎弓数は1椎弓3例,2椎弓3例であった.平均手術時間は103分(80分―170分),平均術中出血量は63 ml(少量(10 gとして換算)―210g)であった.全例術前の脊髄症状は改善し,術直後の神経合併症は認めなかった.1例に術後1日目より血腫に伴う神経障害の増悪を認め,血腫除去術を施行した.頚部脊髄症に対する片側椎弓切除による除圧は術後の疼痛も軽度で症例を選択すれば小侵襲で脊髄除圧が行える有用な術式と考える.死腔が少ないことによる血腫の危険性を含め,必要十分な除圧及び脊髄に対する安全性を確保するには手技に十分な習熟が必要と考えられた.
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