抗human leukocyte antigen抗体によると考えられる急性肺水腫の1例

1987 
症例. 47才,女性.主訴:呼吸困難,発熱.既往歴:妊娠歴2回.流産・輸血歴(一).現病歴:昭和59年8月20日婦人科入院中に施行した輸血中に呼吸困難,起座呼吸,発熱が出現したため内科転科となった.転科後経過:急速な症状の発現,スリガラス様胸部X線像影,湿性ラ音などより急性肺水腫と診断し,挿管下に呼吸,循環管理,ステロイド投与を行なったところ短時日で症状は軽快した.本患者血清中にはリンパ球細胞毒試験で供血者4人中3人,および夫と次子に対する抗白血球抗体が存在し, B7, BW61, BW48に対する抗体があると判明した.本症例では過去の輸血歴はなく,妊娠に伴い出現した抗HLA抗体により生じた急性肺水腫と考えられた.
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