Dietary educational program with visual aids and tasting: application to an "eating experience class" for vegetable intake by school children.

2010 
本食教育プログラムは視覚教材と舌で味わう体験を含み,児童の野菜への苦手意識を減じて積極的な野菜摂取を促すためのものである。我々は,この食教育プログラム『食べる授業』(45分の授業+90分の実習)を小学6年生の4クラス(n=133)にそれぞれ実施した。食教育の効果は,食教育実施期間の前後に質問紙調査を行い,児童の苦手な野菜を食べようとする態度と意欲,及び家庭での野菜調理体験より評価した。質問紙には,児童の野菜への苦手意識のわずかな変化を観察するためのビジュアルアナログスケール(VAS)も用いた。その結果,20名(18.7%)の児童に苦手な野菜を食べてみようとする意欲が認められ,VASスコアからは,20品目中16品目の野菜において苦手意識の有意な低下が示された。食教育プログラム実施後には,家庭での野菜料理体験にも有意な変化が認められた(p < 0.001)。この食教育プログラムは,児童の野菜への苦手意識を改善し,野菜を食べることや調理することへの意欲を促す一助となり得ると考えられる。さらにVAS法は,児童において,野菜への苦手意識のわずかな変化を評価するための感度の良い測定方法である可能性がある。(オンラインのみ掲載)
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