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Limit of short-time hemodialysis

1986 
週3回・1回3時間以内の透析を短時間透析と定義し, 短時間透析希望者全員に対して短時間透析を行い検討した.ダイアライザーは男性にRENAK A-23 H (2.3m2), 女性にRENAK A-15 H (1.5m2) を用い, 血流を200ml/min以下で短時間透析を行った. 1年以上経過した症例の透析前血液生化学検査値, 死亡した症例の死因について検討した. 血液透析患者58例中56例が短時間透析を希望し, 54例 (希望者の96.4%) に施行した. 短時間透析施行1年後の透析前血液生化学検査はBUN 79.2±15.6mg/dl, Cr 13.0±3.20mg/dl, K 5.02±0.94mEq/l, Ht 20.6±3.70%, time-averaged BUN (TACurea) 58.9±11.3mg/dlで, 普通透析 (5時間透析) 時に比較し1%以内の危険率で有意差を認めなかった. 短時間透析施行1年後の透析前心胸比 (CTR) は55.9±6.30%で, 普通透析時に比較し1%以内の危険率で有意の増加を示した. 死亡15例中3例が透析との因果関係が推測されたが, 短時間透析に起因するものではなかった. 短時間透析に移行できなかった症例は大量水分摂取1例, 血流不足1例であった.我々の血液生化学的データからは, 血液生化学的に短時間透析がほぼ可能であると思われた. ただCTRの有意の増加が見られたことは今後の検討が必要と思われる.
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