A case of clear cell adenocarcinoma complicated by serous papillary adenocarcinoma of the cervix.
1997
子宮頸部の明細胞腺癌と漿液性乳頭状腺癌が共存した本邦では非常にまれな1症例を経験したので報告する. 症例は68歳, 女性. 不正出血にて近医受診したところ子宮頸部i擦過細胞診にてClassIVと診断され, 当院へ紹介された. 子宮頸管プラン細胞診および子宮頸管キュレット組織診にて子宮頸部腺癌と診断し, 広汎子宮全摘術を施行したところ浸潤部で明細胞腺癌を認めた. 術前の子宮頸管ブラシ細胞診を再度鏡検したところ, 一部に広くレース状の細胞質を持ち, 淡染性のクロマチンを持った, 核小体がかなり明瞭で大型の細胞集団が認められた. 卵巣や子宮体部を含め明細胞性腺癌の予後が非常に悪いことを考えれば, 子宮頸部擦過細胞診で腺癌細胞が検出されたときには注意深く鏡検し, 明細胞性腺癌の存在が疑われるような細胞が検出されたときには, 積極的に明細胞性腺癌の混在や共存も考える必要があると思われた.
Keywords:
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
0
References
0
Citations
NaN
KQI