Application de la théorie des métaphores conceptuelles à l'apprentissage de locutions

2009 
Junko HARUYAMA Resume 熟語の習得は外国語学習において重要であるにも関わらず、構成する語彙の意味から熟語 全体の意味を予測することの難しさゆえに難解なものとされてきた。本稿では、認知意味論 の立場から、熟語の動機付けを明らかにし、概念メタファー理論、概念メトニミー理論を用 いることで熟語習得が容易となり、質の高い記憶が行えると主張する。そしてフランス語教 育に応用可能であることを確認するために二つのケーススタディを行う。ケーススタディ 1 では、被験者が従来のやり方で熟語を暗記した場合と、認知意味論による動機付けの説明と 共に学習した場合をテストの結果で比較する。ケーススタディ 2 では、同一の概念メタファ ーに基づくメタファー表現 A を提示し、 概念メタファーの基盤を教え、同じ概念メタファ ーに属する表現B の意味が予測可能かテストによって測る。またプライマリー・メタファー の提示により複合的なメタファーの習得が促進されるかを調べる。その結果、熟語学習に認 知意味論を応用することで、概念レベルの理解を促進し記憶への定着を深め、さらには未知 の熟語表現に出会った時にも推論の可能性を高めることが示された。よって認知意味論によ る熟語学習は「動機付け」のみならず「予測可能性」に関しても有用であると主張する。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []