Pre-operative diagnosis of invasive mucinous carcinoma derived from intraductal papillary mucinous tumor

2005 
症例は66歳男性. 上腹部痛および背部痛を主訴に当院を受診し, 肝胆道系酵素および膵酵素の上昇がみられ, 同日入院した. 腹部超音波検査では主膵管拡張と膵頭部に内部に点状高エコーが散在し, 後方エコーの増強を伴う低エコーの腫瘤が認められた. ERCPでは拡張した主膵管内に粘液がみられたが, 経口膵管鏡検査ではイクラ状隆起などは認められなかった. 腹部造影CT検査では膵頭部の腫瘤内の一部が淡く造影され, 腹部MRI検査のT2強調画像で強い高信号とやや高信号を呈した. 以上より, 分枝型の膵管内乳頭粘液性腫瘍由来で粘液癌の形態を呈した浸潤癌と診断し, 膵頭十二指腸切除術を施行した. 腫瘤の主体は粘液癌の形態であり, 隔壁様の間質には血管が認められ, 膵管内乳頭粘液性腫瘍由来の浸潤癌であった.
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