A Case of Quadricuspid Aortic Valve with Aortic Regurgitation.

1994 
症例は61歳の男性で, 失神発作を主訴に来院した. 心エコー検査, 血管造影にて大動脈弁閉鎖不全症と診断し, 手術を施行し, 大動脈四尖弁と判明した. Accessory cusp は左冠尖と右冠尖の間に存在し, 大きさはほぼ同大であった. SJM弁による大動脈弁置換術を行い, 経過は良好であった. 大動脈四尖弁はまれな疾患で, わが国での手術報告例は15例あり, 大動脈二尖弁と比較し, 大動脈弁閉鎖不全を呈し, 冠動脈異常を合併することが多く, また感染性心内膜炎の合併は少なかった. 術前診断が可能であった症例は15例中11例あり, 実際に術前に診断されていた症例は7例であった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    3
    Citations
    NaN
    KQI
    []