<Special Article> 白血病化学療法の 30年間の進歩―JALSG が果たした役割

2007 
JALSG は 1987年に設立されて以来,20年にわたって成人白血病に対する多施設共同臨床試験を実施してきた.対象としてきた疾患は,急性白血病から慢性白血病まで幅広くカバーしている.これまでの臨床試験の結果をみると,画期的な治療成績の向上は新たな薬剤(分子標的薬)が導入されたときにもたらされていたが,治療戦略として層別化治療が有効であることも明らかとなってきている.当初 14施設ではじまったグループであるが,現在は 180を超える参加施設を抱えている.今後,多くの分子標的薬が開発されていく中で,標準的な治療を開発するために,グループ全体の質をさらに高めつつ,臨床試験を進めていく必要がある.
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