Difficult Endotracheal Intubation Due to Membranous Tracheal Protrusion Induced by Osteophytes Growing after Anterior Vertebral Spinal Fusion Surgery

2007 
頸椎前方固定術後18年経過した50歳代後半の女性で骨棘形成による気管膜様部突出が原因と思われる挿管困難症例を経験した. 急速導入後, 気管挿管を試みたが, 喉頭展開は容易で声門は直視できるものの, 気管チューブが声門下を通過せず, 手術延期となった. 後日, 前回よりも細い気管チューブを使用し挿管を試みたが, 前回と同様に抵抗を感じた. 気管チューブを180°回転させたところ, 抵抗が消失し気管挿管できた. 後日, 頸椎X線側面像において頸椎の変形と気管膜様部突出が認められ, 従来の気管チューブでは挿管困難が予想される所見を得た. 頸椎前方固定術後の晩期合併症として, 頸椎変形による喉頭・気管の変形に注意する必要があると考えられた.
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