The Thermal Behavior of Hexamethylene-Isocinchomeronamide, -Adipamide Copolymer
1959
ヘキサメチレンーイソシンコメロナミド, -アジパミド共重合物についてその比容温度曲線を0℃付近から融点を越える温度付近まで求めた。融点一共重合組成関係はアイソモルヒズムが考えられるにもかかわらず, イソシンコメ獄ナミド30モル%に極小を示す。またこの融点一組成関係からFloryの式を用いてポリヘキサメチレンアジパミドの融解熱として10600cal/molを得た。この値を比熱法で求められている融解熱と比較すると一致する。しかし, 融点一共重合組成からFloryの式を用いての融解熱は比熱法によるよりも低い値を示すと考えられるので, この一致はむしろピリジン核のNの位置による異性化によって弱められてはいるが, なおアイソモルヒズムの存在することを思わせる。融解範囲は比熱法によるものと同程度の大きさで, イソシンコメロナミド50モル%付近で最大となる。同範囲内での比容変化は同じ30-50モル%で極小を示す。
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