A CASE REPORT OF HODGKIN'S DISEASE OF SMALL INTESTINE PRESENTING WITH PERFORATION
2006
症例は86歳,女性で,嘔吐・下腹部痛を主訴に来院した.腹部レントゲン・腹部CTにてfree airを認めたが,上部消化管内視鏡にて異常を認めなかったため,下部消化管穿孔による汎発性腹膜炎と診断し緊急開腹手術を施行した.術中所見で回盲部より約20cmの部位の回腸に穿孔部位を認めたため,小腸部分切除術を施行した.摘出標本上,穿孔部を中心に約8cmの潰瘍病変を認めた.病理組織検査にて,小腸原発のHodgkin病と診断した.術後早期は経過良好であったが,術後第29病日より易感染状態から敗血症・DICを発症,肝不全を併発し,術後49日目に永眠された.消化管悪性リンパ腫のうち小腸悪性リンパ腫は多数例をみるが,報告例はすべてnon-Hodgkin typeであり, Hodgkin病は未だに報告例をみていない.
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