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3.体外受精・胚移植

2004 
体外受精・胚移植は新しい技術の開発や培養技術の進歩も相まって不妊治療として広く普及し,妊娠率が飛躍的に増加してきた.しかし,近年の体外受精・胚移植の妊娠率は頭打ちの状況にあり,妊娠率向上のためにあらたな展開が求められている.一方,体外受精・胚移植の普及に伴い,生殖補助医療(ART)の副作用ともいうべき卵巣過剰刺激症候群や多胎妊娠の増加が問題となっている.とくに多胎妊娠は周産期医療だけでなく社会全体に影響を与えはじめており,予防策を講じ回避することが重要である.現在,ARTは不妊治療以外に臨床応用されてきて
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