Effect of hemodialysis duration and dialyzer membranes on the serum .BETA.2-microglobulin concentration of hemodialysis patients.

1990 
透析患者の血清β2-MGレベルを透析歴と使用透析器膜の観点から検討を加えた. β2-MG除去不可能な従来膜透析器使用透析患者群において血清β2-MG値は, 透析導入後約3年間上昇するが, その後一定の値を保つことがわかった. 従来膜で導入された患者に対し, β2-MG除去可能なHP膜に変更しても, その後の血清β2-MG値のレベルに変化はなかったが, 導入期からHP膜を使用すると, 従来膜に比べ血清β2-MGレベルは有意に低値を保つことができた (28.7±2.3mg/l対41.5±3.4mg/l: 透析導入後12か月の時点). 透析アミロイド症の原因物質であるβ2-MGの血清レベルを低値に保つためには, 透析導入期よりHP膜透析器を使用する必要があると思われる.
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