A CASE OF TRANS-ABDOMINAL REPAIR OF THE ESOPHAGUS FOR SPONTANEOUS RUPTURE OF ESOPHAGUS OCCURRED ONE MONTH AFTER PTCA

2004 
特発性食道破裂は縦隔および胸腔内汚染を伴う場合が多く,開胸による修復と縦隔および胸腔ドレナージが行われる.今回われわれは診断までに長時間を要し,広範囲ではあるが縦隔内のみに炎症が限局している症例に対し,開腹により経腹的に修復を行い良好な経過を得たので報告する.症例は73歳,男性です.発症より5日後に診断され入院した.炎症が縦隔内に限局し全身状態が安定し,急性心筋梗塞後経皮的冠動脈形成術(PTCA)より1カ月しか経過しておらず,著しい心機能低下のため耐術性に乏しいと判断し保存的療法を選択した. 1週間後の検査で軽快傾向がないため手術適応となる.侵襲性を考慮し経腹的食道修復術を行うが,手術手技の困難性はなく, fundic patch法を追加し,縫合不全などの合併症はなく軽快した.しかし縫合部および縦隔ドレナージの経路に不安が残り,今後の課題と考えられた.
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