Effect of stochastic events and flow regime on the diversity of benthic faunal communities

2005 
河川水文学の研究分野において河川の流出変動と底生動物の多様性に関する研究は従来あまりなされてこなかった.本研究では,1980年代から東京都によって約20年間,底生動物の調査が行われてきた多摩川水系の秋川,平井川および北浅川を検討対象とし,その知見を報告する.本研究では底生動物の多様性を検討し,洪水による自然的なインパクトと人為的なインパクトの違いについて評価するため,それらのデータと我々の観測結果を加えてデータ解析・検討を行った.その結果,洪水攪乱と底生動物の生物量の多様性を統計的解析によって示すことができる.即ち,流況解析による豊水量の超過確率と多様性を示すSimpson指数の関係によって示すことができ,洪水攪乱には適度な撹乱規模,頻度が存在することが明らかになった.その関係は上に凸の二次曲線で示すことができる.
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