Reaction between Saturated Constituents of Lubricating Oil Fractions and Sulfur Trioxide

1967 
石油潤滑油留分の飽和成分と無水硫酸の反応において,油の反応率および反応速度と反応生成物であるスラッジの収率に対する反応条件の影響を検討した。試料として潤滑油を発煙硫酸でスルホン化して得られた局方流動パラフィンを用いた。無水硫酸の供給速度が比較的小さい場合,反応率および収率は反応時間の経過とともに直線的に増加し,反応温度およびかきまぜ速度には無関係であった。油の反応速度は無水硫酸の供給速度の増加とともに増大するが,ある供給速度以上ではほぼ一定となった。この範囲では反応速度は気相の無水硫酸の分圧の一次に比例した。スラッジの分析から主反応であるスルホン化以外に,飽和油の脱水素,無水硫酸の水和などの副反応の起こったことを推論した。
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