Effects of the Novel Scaling Algorithm of River Networks on Discharge Simulations

2008 
グリッド型の分布型水文モデルには,擬河道網の解像度を変えるとモデルパラメータを再調整しなければならないというグリッドサイズに起因する問題がある.近年,高解像度の擬河道網からどのような低解像度にも変換できる簡単な粗視化法(最大集水河道追跡法)が提案されたので,本論文ではこの粗視化法を用いて河川流量計算の解像度依存性を考察する.具体的には,富士川支流の早川及び中国の黄河全流域を対象として,様々な解像度の擬河道網を用いてMuskingum-Cunge法で河川流量計算を行ない,その粗視化の影響を詳細に評価した.最大集水河道追跡法は,高解像度擬河道網の河川特性量(河道長及び標高差,勾配等)を異なる解像度の擬河道網であっても精度良く保持することができるため,河川流量計算に対する擬河道網の粗視化の影響がほとんど無いことが分かった.
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