CVD(シクロフォスファミド・ビンクリスチン・ダカルバジン)療法にαメチルチロシンを併用した悪性褐色細胞腫の1例
2010
症例は31歳女性.尿中カテコラミンの上昇と131I-MIBGシンチグラフィーでの副腎,全身骨への集積を認め,悪性褐色細胞腫と診断された.CVD療法を開始したが,9コース施行後に悪化したため,カテコラミン産生抑制と抗腫瘍効果を期待してα-methyl-p-tyrosine(以下,αMT)を追加した.CVD25コース後に再度悪化したため131I-MIBG療法予定した.頻回の化学療法とびまん性骨転移による骨髄機能不全があり,131I-MIBG療法を受けるためにCVD療法およびαMTを中止したところ,全身状態の悪化を来たし,DICで死亡した.
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