A case of intestinal intussuception due to metastasis of lung adenocarcinoma with sarcomatous variety

症例は71歳男性, 左上葉肺癌の診断で左上葉切除術, R2aリンパ節郭清術を行い, 術後病理ではT2N0M0, Stage I の扁平上皮癌巣を伴った中分化型腺癌との診断であった.術後8ヵ月後頃より食欲不振出現, 精査にて小腸腫瘍による腫重積症と診断し, 小腸切除を行った.病理診断は当初平滑筋肉腫であった.本症例は初回手術後10ヵ月で癌性心嚢炎を併発し死亡した.病理解剖の結果, 原発巣の肺癌組織は肉腫像を含む中分化型腺癌, 小腸腫瘍は肺癌の小腸転移と結論づけられた.