Complex partial seizures with unilateral discharges originating from temporal lobe.

1991 
難治側頭葉てんかんの外科治療の術前評価のために行った長時間頭蓋内脳波記録について, 24症例, 計123回の複雑部分発作の脳波・発作症状相関を検討した。側頭葉起源の複雑部分発作は, 1) 自己維持性の律動性発作発射が起源側の側頭葉にとどまる一側性複雑部分発作と, 2) 対側半球の側頭葉に伝播する両側化複雑部分発作に二分することができた。 意識減損時の発作発射は必ずしも両側側頭葉を巻き込むことを必要としない。しかし, 焦点側側頭葉の内側構造 (海馬, 扁桃核) と外側皮質はともに発作発射に巻き込まれていた。一側性と両側化複雑部分発作の臨床症状を比較すると, 前発作では外来刺激に対する反応性が部分的に保たれ, 意識減損からの回復は速やかである傾向がみられ, 反応性の喪夫によって特徴づけられる無動・凝視状態は認められなかった。複雑部分発作の意識減損にかかわる側頭葉と脳幹の機能関連について考察を加えた。
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