Fiberoptic laryngoscopy used to determine the origin of mediastinal emphysema: A case report

2008 
11カ月女児。ボールペンをくわえたまま炬燵の上から転落し口腔内に出血を認め, 当院に紹介された。入院時, 出血はみられず呼吸障害は認めなかった。頭蓋内損傷精査のため撮影した頭部CTで, 頚部に皮下気腫を認め, 胸部レントゲン写真で縦隔気腫と皮下気腫を認めた。舌圧子による視診では, 受傷部位を同定できなかった。緊急の外科治療を要する食道, 気管損傷による縦隔気腫の可能性も否定できず, 喉頭ファイバースコープ検査を実施したところ咽頭後壁に凝血塊を認め受傷部位を同定しえた。また気管支ファイバースコープで気管分岐部まで観察したが気管に損傷はなかった。抗生剤投与のみで経過観察したが, 皮下気腫, 縦隔気腫ともに速やかに改善し, 第9病日に退院した。縦隔気腫では原因を同定することが治療方針決定の上で重要であり, その際気道ファイバースコープは有用な検査であると思われた。
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