Primary hepatocellular carcinoma growing in the complete remission of malignant lymphoma treated with curative segmentectomy

1988 
69才男性で昭和61年4月non-Hodgkinリンパ腫と診断され,化学療法にて同年6月完全寛解となった.維持療法中の同年12月腹部超音波検査にて肝臓のS7, 8に40×38mm大のspaceoccupying lesionを認めた.悪性リンパ腫の再発と考えられたが,腫瘍生検で肝細胞癌であることが判明した.非腫瘍部の肝組織は正常であった.昭和62年2月肝区域切除術を施行し,現在外来で経過観察中であるが,両者とも再発はみられていない.本例は悪性リンパ腫と原発性肝細胞癌の重複と考えられるが,日本病理剖検輯報より悪性リンパ腫における重複癌の頻度と関連臓器を集計し,さらに肝細胞癌の発育背景と画像診断における両者の差異を考察した.
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