Serum Lipids in Patients with Psoriasis
1976
乾癬患者の血清中脂質を測定し, 以下の結果を得た。 1) 高T-G血症のものは約43%, 高β-L血症のものは約30%で, そのうち非常に高い値をしめすものは約15.7%であつた。 2) Pre β-Lの出現率は43%であつた。他の脂質(T-L, T-Ch, P-L, NEFA)は正常域のものが多かつた。 3) 乾癬だから高脂血症になりやすいということはないが, タイプはFredricksonのIV型が多かつた。 4) 異常高値をしめしたものは大部分経過が良くなるにつれて正常値へ近づいた。 5) 脂質構成脂肪酸中, パルミチン酸の上昇とリノール酸の低下が見られ, それらは経過が良くなるにつれて正常値へ近づいた。また皮疹の範囲が少なくなるにつれて正常値に近づいた。 6) 上記の乾癬患者の血清脂質の変化は皮疹の消長と関係があると考えられる。
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