A CASE OF GRANULOCYTE-COLONY STIMULATING FACTOR PRODUCING GASTRIC CANCER PRESENTED WITH LEUKOCYTOSIS

2005 
症例は72歳,女性.食欲不振を主訴に近医を受診し,検血でHb5.3g/dlの貧血, 20,600/μlの白血球増多を認めた.当院血液内科にて慢性好中球性白血病の疑いで経過観察中,吐血を認め,上部消化管内視鏡にて胃癌と診断された.白血球は45,700/μlと著増しており,胃癌の存在と明らかな感染巣がないことから, G-CSF産生腫瘍を疑い手術を施行した.白血球数は3病日から低下し, 2週間目には正常値になった.また貧血も術後改善した.血清のG-CSF値は,手術当日は52pg/mlと高値であったが, 10pg/ml未満に低下した.術後は良好に経過し, 21病日に退院した.血清G-CSFが高値であったこと,白血球数が手術を契機に低下したことから,胃癌がG-CSF産生腫瘍であったと考えられた.
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