In Vitro Antifungal Synergism between Pyrrolnitrin and Clotrimazole

1989 
Pyrrolnitrin (PY) と clotrimazole (CTZ) の in vitro における併用効果を検討した結果, 次の事がらが明らかとなった.1. 両剤の併用は Candida albicans, Trichophyton rubrum, T. mentagyophytes などの真菌および Staphylococcus aureus, S. epidermidis などのグラム陽性病原細菌に対し相乗的に作用した. この相乗の強さは両剤の配合比によって大きく変わらなかった.2. 全国6病院から分与を受けた T. rubrum 49株および T. mentagrophytes 27株に対する併用時の相乗効果 (FIC index;<0.5) 出現の頻度は, 前者において59~61%, 後者においては15~19%であり, ヒト皮膚糸状菌症原因菌として最も多く分離される T. rubrum において特に高い頻度で相乗効果が認められた.3. T. rubrum No. 68株を試験菌として用い, その生菌数に対する影響を検討したところ, PYあるいはCTZ単独では生菌数の減少がみられない濃度において, 両剤を併用した場合には殺菌的効果が認められた.
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