A Case of Subacute Sensory Neuropathy Complicated by Small Cell Lung Cancer
2006
背景.小細胞肺癌に合併する亜急性感覚神経障害(SSN)はまれである.症例.71歳,女性.1年前から歩行時のふらつきと異常知覚が徐々に増悪したため,当院神経内科を受診した.感覚神経障害に加え,pro-GRPの高値と胸部CTで左肺門に腫瘤性病変を認めた.胸腔鏡下腫瘍生検を施行し,限局型小細胞肺癌と診断した.抗Hu抗体,抗Yo抗体,抗Ri抗体は陰性であった.感覚神経障害を呈する明らかな原因疾患が他に認められず,小細胞肺癌に合併したSSNと判断した.放射線化学同時併用療法を施行し,腫瘍の縮小を認めたが,神経症状は不変である.結論.SSNを合併する小細胞肺癌ではしばしば神経症状が先行する.このため,原因が明らかでない感覚神経障害を認めた場合,小細胞肺癌を含めた悪性腫瘍の存在を念頭に置くことが重要であると考えられた.
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