Improved Method for Inflated-fixed Lung in Lung Cancer.

1993 
臨床画像を理解するために, 画像と切除標本とを対比検討することは重要である. そのため, 近年Heitzmanの成書に記載された伸展固定肺を利用した解析法が用いられることが多いが, その方法による材料を光顕用に染色すると染色性が極めて不良となることが本法の欠点であった. 我々はその改良法を基礎的研究で克服し, 今回肺癌の葉切除例での応用を検討した. 方法は切除肺の気管支断端よりホルマリンを注入しホルマリンに浸漬, その後Heitzmanの原法にしたがってポリエチレングリコール400などを混和した固定液に置換させ, 固定液を排除させて伸展固定肺を作成した. 病理所見はホルマリン固定時間1時間から4日間の症例で良好であり, 一方伸展程度はホルマリン固定2日間までの症例では良好であったが, それ以上の症例では伸展不良な場合も認められた. 歩ルマリン固定は1ないし2時間から1日間程度が適当と思われた.
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