Studies on 14 suspended cases for cancer, diagnosed as positive in sputum cytologic screening for lung cancer.

1989 
宮城県の肺癌検診において昭和57年から59年までの3年間に喀痰細胞診で陽性と判定したにもかかわらず, 癌が未確定であった受検者が14例あった.これらの喀痰標本を再検討した結果は, 陽性 (目本肺癌学会の判定基準ではE判定に相当) 3例, 疑陽性 (D) 10例, 陰性 (C) 1例と判定することが望ましいと考えられた.精査は, 拒否の2例を除く12例に施行され, 全例胸部X線写真無所見であり, 気管支鏡検査では, 1例で上皮内癌が疑われたが, その後の再検では異常を認めず脱落したものと考えられた.その他, 巨赤芽球性貧血によると考えられた異型細胞例が1例あった.精査を拒否した2例のうち1例は, 約2年後に癌死した.精査後のfollow-upにおいては8例が受診し, そのうち1例は約1年後に癌の局在が確定したTX肺癌であった.14例中10例が精査2年後癌未発見で健在であった.
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