2.小腸・大腸NEN の外科治療の現状と問題点

2021 
本邦では中腸由来の消化管である小腸神経内分泌腫瘍(neuroendocrine neoplasm:NEN)や結腸NEN は少なく,後腸由来の消化管である直腸NEN が多い.また,腫瘍径1 cm 未満で粘膜下にとどまるNEN に対しては内視鏡的切除術が行われることが多い.一方,小腸・大腸NEN はリンパ節転移や遠隔転移の頻度が高いことがわかっているので,リンパ節転移のリスク因子を評価したうえで,外科手術の適応を正確に判断することが肝要である.また内視鏡的切除術が行われた症例においても,病理診断の結果にリンパ節転移のリスク因子があれば追加手術を行うことが重要である.
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