A Statistical Survey of Patients Treated for Tracheo-bronchial Foreign Bodies in Our Clinic During the Last 25 Years

1984 
昭和33年より25年間に当教室にて経験した下気道異物160例について, 統計的観察を行ない報告した.1) 150例中, 男性11例, 女性49例でほぼ2:1であった.2) 2才以下の乳幼児が123例で77%を占め, ことに1才児が89例と56%であった.3) ピーナッツ異物が109例 (68%) と圧倒的に多数を占めた.4) 異物の介在部位は, 左気管支61例, 右気管支58例, 気管26例, その他15例であった. 年令及び介在期間による介在側の左右差に大きな変化を認めなかった.5) 1週間以上の診断遅延例が, 47例 (29%) あった. 1ヵ月以上の長期異物介在例が9例あったが全例気管支鏡にて摘出することができた.6) ピーナッツ異物の予防の重要性を強調し,「2才以下の乳幼児にはピーナッツを与えてはいけない」ということの啓蒙の必要を述べた.
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